いつも側に…
それは、きっとほんの数秒の出来事だったのかもしれない。

だけど今の私にとっては、とても長い長い時間に思えた。

そして離れていった純ちゃんを見ながら、熱が出たら絶対に純ちゃんのせいだからね!!
なんて考えてしまう。



落ち着いて、落ち着いて。いつも通りにしなくちゃ。




それから私は、どうやって好きな人を聞き出そう?
と考えていた。

なんか話を持っていき易い話題を探さなきゃ…。


「ねぇ明日香。」

「何?」


逆に話し掛けられてしまった。







「明日香はさ……好きな奴とかいんの?」




え?
えええーーー!?


なんで私が聞かれてるの!?
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