いつも側に…
「明日香は、もう俺の夢を応援してくれないの?」
純ちゃんがぽつりと呟いた。
……え?
「昔はさ、純ちゃん頑張れって言ってくれたよね?」
その声があまりにも悲しそうで。
私が悪い事をしたみたい。
「純ちゃん。違う…。」
「俺が美容師になるのは反対?」
「そうじゃなくて…。」
どうしたらいいか言葉に詰まっていると
「じゃあ……見てて?俺、早く一人前になるから。」
純ちゃんは瞳をキラキラ輝かせ、私をまっすぐに見つめながら言った。