いつも側に…

知りたい。

今、二人は何を話していたのか。

何を受け取っていたのか。



泣きながらも、ゆっくり立ち上がり、さっき降りてきた階段を上る。


三階も過ぎて――。


よく若葉と来る、屋上に出た。




それから携帯を取り出す。


だって、直接純ちゃんに聞くなんて出来ない。

なんだか聞きづらいし、聞くのが怖い。



だから、若葉に聞いてみようと思った。

あの子の事、若葉なら知ってるはずだから。


< 260 / 366 >

この作品をシェア

pagetop