いつも側に…
コンコン
黙々と布団を敷き並べていると、ドアをノックする音が聞こえた。
パパやママ、ましてお兄ちゃんがノックなんてしないよね?
って事は雅さん?
「…はい?」
若干緊張しながら返事をした。
すると、
ガチャ
部屋のドアが開き
「…明日香ちゃん、色々とごめんなさいね。」
そう謝りながら部屋に入って来たのは、やっぱり雅さんだった。
「いえ。大丈夫です。気にしないで下さい。」
気を遣わせない様に、笑いながら答えたのに。
「でも悪いから、手伝うわ。」
そう言って、雅さんはシーツをセットし始めた。