いつも側に…
純ちゃんは…来てないんだ。
「きっと、さっき明日香ちゃんが言ってた"昨日の事"を気にしてるんじゃない?それとも…明日香ちゃんからの連絡待ちかな?リビングにあった携帯、沢山着信があったみたいよ?」
「…え?本当ですか?!」
「ええ。」
「ありがとうございます。私、今から行って来ます!」
焦る気持ちを抑えながら、思いっきり頭を下げてお辞儀をした。
「明日香ちゃん、頑張ってね!?それから、戻って来たら是非話聞かせてね?」
ニッコリ笑う雅さん。
でも、嫌みが無くてとても素敵な笑顔だと思う。
「はい、もちろん!雅さんのおかげで純ちゃんの気持ち…考えなくちゃって、気付けたから。」