いつも側に…

ぼぼぼぼって、火が着いたみたいに、私の顔は熱くなって。

恥ずかしくなって下を向く。



ううううう――。

嬉しいけど、こんなの反則。

心の準備出来てないのに。


「さっきさ、明日香が電話出てくれないから、ヤバいどうしようって思ってた。って、――明日香?」


言いながら私の顔を見て、驚いたのかな?

語尾が疑問形だよね?

でも何も言えない。



「――…」


「なんで顔が赤いの?」


「なんでって…。」


純ちゃんの言葉に照れたからに決まってるのに、本人全く自覚無し……。


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