いつも側に…

唇が離れて目が合う。


私は恥ずかしいのに、純ちゃんはふっと微笑む。


なんだか余裕があるみたい。

毎回ドキドキしてしまうのは私だけかな?



「そうだ…望君来てたよね?」


「…うん。」


「俺も会いに行こうかな?」


もう普通の顔して話してるし。



「――明日香?どうした?」



「どうしたって――…
ベッドに…引っ張られて、キ…スされて、意識するなって方が無理なのに。突然普通の顔して普通に話……出来ないよ――……」



恥ずかしくて純ちゃんの顔も見れないまま、ごにょごにょと小さな声で必死に訴える。


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