いつも側に…


「ただいま。」

「お邪魔します。」


家の玄関を開けて二人でリビングに向かう。

すると、皆勢揃いしていた。


「あら、純も来たの?」

「明日香お帰り。」


ママ達が気付いて私達に声をかけると、パパやお兄ちゃん達もこちらを向く。



「いよ〜我が弟よ!」


お兄ちゃんは結構赤い顔をしていて、なんだかご機嫌で純ちゃんに手招きする。


「望君!久しぶり!」


で、純ちゃんも何やら嬉しそうにお兄ちゃんの隣に座るし。

やっぱりあの二人仲がいい。


そして雅さんも私と同じ事を思ったのか、二人を見ながらニコニコ笑う。



「純!こちら雅さんで俺の奥さんになる人。だから、純のお姉さんになるわけだな。…うん、うん。」


「はじめまして、純君。」

「はじめまして。田辺純です。」




さらっと挨拶してますけど……。

お兄ちゃん、かなり酔っ払ってるよね?

しかも相当間違いだらけなのに、誰も突っ込まないのは何故?


聞いてるだけなのに、私はかなり恥ずかしいよ……///


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