いつも側に…
ダイニングに行くと、既に純ちゃんは朝ごはんを食べていた。
「おばさん、この味噌汁最高!」
「あら、そう?純君に誉めてもらうと嬉しいわ。」
楽しそうに食事をしている純ちゃんとママ。
「ママ、おはよ。」
声をかけるとママは私を見てにっこり微笑む。
「おはよう明日香。純君のおかげで今朝もゆっくりご飯を食べて行けるわね。」
純ちゃんは私を見てニヤニヤしてた。
「そ…だね…。」
少し顔が赤くなってしまった事に気付き、俯きながら答えた。
相変わらず楽しそうにご飯を食べている2人。
だけど私は、
"どうか、顔が赤い事がばれません様に……"
そればかり考えて、ただもくもくとごはんと味噌汁を流し込んでいた。
寝起きの顔を見られているだけだってかなり恥ずかしいのに。
目が合って赤面しちゃうなんて……。
私の気持ち、ばれちゃうかも…。