いつも側に…

なんだか、若葉と話していたら落ち着いてきた。


どうしようなんて悩まなくても、私の気持ちは決まっている。



「若葉、私………中村君にちゃんと断る。」



全然話した事もなかった中村君。
友達でもなくて、私にとってはただの"同級生"だった。


だけど、彼は私を好きだと言ってくれた。

正直本当に嬉しいし、告白された事を思い出しただけで、恥ずかしくなる。



だけど、私は純ちゃんが好き。他の人と付き合うなんて出来ないと思う。




「そうだね。中村はいいやつだけど、明日香は田辺が好きなんだもんね。
いい加減な気持ちで付き合っても、きっと楽しくないよ。
それに、真剣な気持ちには真剣に答えてあげないと…ね？」