いつも側に…
だからこそ、純には真剣な気持ちを打ち明けた。



純が彼女の事をどう思っているのか知りたかった。

ただの幼馴染みなのか、それとも……。





純は
『幼馴染みだし同級生だけど、妹みたいに思ってる。なんだか、側にいて守ってあげなくちゃって気持ちが有るんだ。
多分明日香の兄さんに『明日香の面倒みてやってな』って頼まれたからかもしれない。』

俺の質問に嘘偽りなく答えてくれた。



そして、
『明日香に好きな奴？聞いた事なかったからな…。調べてやるよ。』
そう言い出してくれた。






"守ってあげなくちゃ"


やけに気になる言葉だった。
もしかしたら純は、自分が気付いていないだけなんじゃないか？

この先、彼女の事を幼馴染みとして見れなくなる日がくるんじゃないか？








色々な不安があったけど、結局俺は告白を決めたんだ。


今伝えなかったら、一生彼女には伝える事が出来ない気がしたんだ。


たとえ振られても、俺が好きだった事を知ってて欲しかった。



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