いつも側に…
三年生の教室に向かっていると、クラス発表の掲示板の方から親友の若葉が走ってきた。


「明日香〜!おはよー!」

「若葉!!おはよう。もうクラス見た!?」

「大丈夫♪私と明日香また同じクラスだったよ♪」

「本当!?やったぁ!!」


キャーキャー言いながら抱き合って喜ぶ私達。

だってだって、中学最後の一年間若葉と一緒に過ごせるなんて、すっごい幸せ♪

あ!

そうだ、純ちゃんは同じクラスになれたのかな?


ちらっと純ちゃんを見ると掲示板のある廊下を眺めていた。


"見に行かないの?"

そう聞こうとした時、


「しっかしあんた達、今日も一緒に来たの!?本当に仲のいい夫婦だね〜。」


ちょ、ちょ、ちょっと!?
何言っちゃってるのよ、若葉ちゃん!?


……///

私の顔はみるみる赤く染まっていく。



すると純ちゃんは私の頭にぽん!と手を乗せ、

「ばーか。佐野はほんっと発想がおやじだな。明日香はただの幼なじみ。」


呆れ顔をしてそう言い残すと、掲示板の方に歩いて行ってしまった。


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