いつも側に…
5友季子の告白
*終わりを告げる者、始まりを告げる者*
文化祭二日目。
今日は土曜日で一般の人も見に来る日。
周りの皆は昨日に増して浮かれている。
だけど、私は重たい足を無理矢理引きずって教室に向かっていた。
テンションは下がりっぱなし。
つい15分程前まで、中村君と話していた。
なんとか、私の気持ちは伝えられたけど……。
心の中は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。