いつも側に…
階段の上の方から、誰かの話し声が聞こえてきた。


若葉と顔を見合わせる。


「今日は先客がいるみたい。」

「そうだね。」






諦めて階段を下りようとすると、


「私、頑張ってみる!」

「うん、友季子頑張って。私、応援してる。……やっぱり今日告白するの?」


こんな会話が聞こえてきた。




これって……。


若葉は無言で私の袖を引っ張る。


それから私達は足を止め、話に耳を傾けてしまった。








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