いつも側に…
「純ちゃんは?」

「え?」

「その…何かなかった?」


私は勇気を出して聞いてみた。
告白されたかどうか。



何の事だか解らなかったのか、純ちゃんは不思議そうな顔をした。


「…文化祭の日さ、告白とかなかった?」


だから、もう少し詳しく尋ねる。すると、純ちゃんは思い出した様に突然顔を真っ赤にして俯いてしまった。


やっぱり、友季子は告白したんだね…。

"凄いな"って尊敬の気持ちより"純ちゃんに近付かないで欲しい"っていう、嫉妬の様な気持ちが強かった。


そして、そんな事考えてる自分が嫌だった。


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