いつも側に…
グラウンドにいた生徒達は、ふざけながらジョンを捕まえ様としたり、練習をやめてしまったり。

楽しそうに遊んでいるジョンにボールを貸してあげる人もいた。


「もう、あの男の子怪我してるんじゃない?なんで誰も助けないの?」


イライラしながらその光景を見ていた私は、校舎の二階の教室から男の子の所まで行こうとした。

「待って友季子。大丈夫だよ。」


友達に呼び止められてもう一度窓際に戻ると、その男の子の側には"彼"がいた。


< 88 / 366 >

この作品をシェア

pagetop