君に甘やかされて溺れたい。
♥︎糖度100%
「紅ちゃん、はいアーン」
「あっ藍良くん、自分で食べれるから……っ」
「え?嫌?」
「嫌じゃないけど……」
「じゃあアーン♪」
クラスの王子様、かわいすぎる極甘男子の九竜藍良くんがなんと彼氏になりました。
付き合い始めてからの藍良くんは、更に甘々です。
「紅ちゃん、新しくてかわいいカフェがオープンしたんだよ。一緒に行こうね」
「う、うん」
「紅ちゃん」
「ん?」
「かわいい」
いやいや、かわいいのは藍良くんだと思いますが……!
糖分の過剰摂取は良くないのに、ハイカロリーすぎるよ!
藍良くんは目が合うだけで笑ってくれる。
それがかわいくて嬉しくて、またキュンキュンしちゃう。
現実の恋がこんなに甘いなんて、思ってもみなかった……!
「いやそれ、藍良だからじゃない?」
「そ、そうなの?」
「私の彼氏あんなんじゃないけど」
若菜ちゃんは他校に彼氏がいる。
「てかそんなに毎日ラブラブってことは、もうちゅーしたの??」
ニヤニヤしながら聞いてきたのはちいちゃんだ。