まるごと大好き!
再び、鐘石静波の主張
私は昂志の目をまっすぐに見つめた。もう隠せないし、逃げられないと思った。
そうだ。私は逃げてたんだ。
昂志からも、自分の気持ちからも。
自由でいてほしいなんて、ウソ。
ずっと一緒にいてほしいし、彼氏になってほしいし、彼女にしてほしい。
遠くにいても、私を忘れないで好きでいてほしい。
でも、なによりもイヤなのは……。
「昂志にウソはつきたくないから……ちゃんと話すね」
「……別に、好きな人がいる、とか?」
昂志の瞳と声が暗くなる。もう、どうしてそこで自信をなくすかな!?
「違う! 違くて、私の夢の話!」
「静波の夢?」
「そう」
そうだ。私は逃げてたんだ。
昂志からも、自分の気持ちからも。
自由でいてほしいなんて、ウソ。
ずっと一緒にいてほしいし、彼氏になってほしいし、彼女にしてほしい。
遠くにいても、私を忘れないで好きでいてほしい。
でも、なによりもイヤなのは……。
「昂志にウソはつきたくないから……ちゃんと話すね」
「……別に、好きな人がいる、とか?」
昂志の瞳と声が暗くなる。もう、どうしてそこで自信をなくすかな!?
「違う! 違くて、私の夢の話!」
「静波の夢?」
「そう」