この度、友達やめます。

「明日、吉永がバイト終わったら会う?
バイト先の公園で待ってていい?」



「うん」



昨日も今日も明日も

水ノと一緒だ



「今日も帰ったら通話するかも…
ウザい?」



ずっと、一緒



「んーん…
今日は私からしようか?」



「吉永がしたかったらして」



「じゃあ、お風呂上がったらするね
水ノ寝ないでよ!」



「寝ないよ
待ってる」



「かわいい、水ノ
犬みたい」



待ってるって言った水ノが
無性にかわいくて水ノの頭に手を伸ばした



「そーゆーの、ナシ!」



素早く避けられた



え、ダメだった?



サラサラの前髪をかき上げて
水ノが私から離れた



ん?

水ノ、顔赤い?



水ノ

私たち
恋してるね



夏の月が見てた



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