この度、友達やめます。

ブー…ブー…



笹川からメッセージがきて
ひらいたら変顔だった



笹川も気を使ってくれてるんだ



そのまま水ノに転送した



ブー…ブー…



水ノはまた声を出さないで笑って私を見た



「やめろよ…
こーゆーの反則」



そう言ってシャーペンで私を軽く叩いた



もぉ直接触れてくれないんだ

寂しくなった



好きな人の手の温もりも

唇の感触も


知ってしまったのに

まだ忘れてないのに


もぉそぉなることはない



知らなかったら

また欲しいと思わなかったよ



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