この度、友達やめます。

笹川と教室に向かった



「吉永、昨日の話だけど…」



もぉ返事もらえるのかな?



「うん」



「吉永の気持ち、嬉しかった
でも、やっぱり吉永と付き合えない」



笹川の答えに
ちょっと戸惑ったけど
ちょっと安心した自分がいた



「わかった」



そんな気がしてた

私も自分の気持ちに自信がなかった



私は笹川と友達以外の付き合い方ができるのか
不安だった



「でも、吉永のこと好きだよ」



階段を上りながら笹川が言った



「うん、ありがと
笹川、これからも友達でいてくれる?」



「もちろん!」



これでよかったんだ



また友達やめるとか言われたら
どーしよう…って思った



笹川の告白の返事の返事を聞くよりも
緊張した



「吉永」



「なに?」



「ハジ、彼女と別れたらしい」



え、水ノ別れたんだ



「へー…」



「気になる?」



「別に…友達じゃないし…」



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