この度、友達やめます。

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さっき水ノが歌った曲が流れてきた



また歌うの?

ホントにこの歌好きだね

この歌しか歌えないとか?



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今まで何度も聴いたけど
水ノの胸で聴いたのは初めて

当たり前か



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水ノの心臓
まだバクバクいってる

私の心臓も



♪•*¨*•.¸¸♬♪•*¨*•.¸¸♬♪•*¨*•.¸¸♬



え、私って
水ノの彼女になったのかな?



友達ではないんだよね?

でも好きなんだよね?

私も水ノが好きなんだよね?



♫•*¨*•.¸¸♪✧♫•*¨*•.¸¸♪✧♫•*¨*•.¸¸♪✧



涙は全部
水ノに吸収させた



水ノのせいで泣いたんだから
許して



♪•*¨*•.¸¸♬♪•*¨*•.¸¸♬♪•*¨*•.¸¸♬



「吉永、ちゃんと聴いてた?」



「え?」



「オレの歌」



気付いたら終わってた



「いつも水ノが歌うヤツね
何回練習すんの?」



「今日は練習じゃないんだけど」



「え?」



「彼女ができたら歌うヤツだから」



「え?」



「今日のために練習してたヤツだから」



「え?」



「吉永、察しろ
オマエがバカじゃん」



「うん、バカかも…」



「マジ?
ちゃんと言わなきゃわかんないヤツ?」



「うん、わかんない」



水ノを困らせてやろう

それぐらいしてもいいでしょ



「そっか…
じゃ、帰ろう」



水ノがカバンを持って立った



え?

水ノ、怒った?



「水ノ待ってよ!」



私も続いて部屋を出た



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