この度、友達やめます。
夏休みの計画は明日立てることになった
友達は友達のまま
…だよね?
水ノは…?
さっきのは夢なのかドッキリなのか?
「吉永キョロキョロしすぎ
なんかあった?」
笹川に言われた
笹川と私と水ノ
3人で帰ってる
「落とし穴とか…あるかな…って…」
「は?」
水ノは黙って歩いてる
誰が仕掛け人?
みんな怪しく見えてくる
「で、どーなん?
あ、オレのことは気にしないで
吉永のこと好きだったけど
成立しなかったわけだし…」
笹川、唐突に何?
水ノが答えないから
私も黙って歩いた
「オレに遠慮しなくていいから…
吉永のことホントに好きだったけど
保留にされたし…
その時点でオレじゃないわって思ったから
OKもらえると思ってなかったし…
オレの気持ち伝えられたからいいかな…って
親友のハジの気持ち知りながら
吉永と付き合うのも罪悪感だし…
ハジが彼女と別れたの吉永に言わなきゃ
フェアじゃないと思ったし…
自分で言うのもなんだけど
オレって結構察しがいいから…」
ずっと笹川しか喋ってない
察しがいいなら察してよ
「で?どーなったの?」
笹川が私と水ノの顔を交互に見た
付き合ってるの?私達
水ノ
水ノを見たら
黙って手を繋がれた
え…
「察しがいんじゃねーの?」
水ノが笹川に言った
「オメデトー!
やー、良かったよ
楽しい夏休みになりそーじゃね?」
「だから、ふたりにしてくんね?」
「え、でもオレも帰り道こっちだし!」
「察しがいいのに気を使えないって
最悪だな」
私の手を繋いでる水ノの手を見て
付き合ってるんだ…って思った
でもまだなんか実感わかない