「みんなで幸せになると良いよ。」
私をおろすとおっさんは

「ケセラセラやぞ、お嬢」と言って車を走らせ、曲がり角でハザードを焚いた。

『ありがとうございます。』

心からの言葉を心で言うと少し体が軽くなった。

そんな気がしてた。

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