「みんなで幸せになると良いよ。」
9.浅田健と佐紀と野田啓一
定食屋の仕事が慣れて来ると結構のお金を頂けた。年配の二人のお店なのに若いお客さんも多くて結構儲かっていた。
18歳になるくらいのときには一人で暮らせるだけのお金をもらっていた。住み込みで2年近く生活してるとやっぱり自由な場所が欲しくなったの。わがままってほどではないと思う。一時期に比べれば私も色んなことが出来るようになったなって自分でも充実していることが分かったわ。
『一人暮らししたい』と言うと知り合いに頼めば安いからとご主人は紹介してくれた。
紹介して貰った部屋に決めるとすぐ引越したわ。
足りないものを集めていく生活にも慣れてきた日の帰り道のことなんだけど、翌日の仕込みのあと、みんなで御飯をして色々と世間話をするともう夜も深まっていた。
ご主人は送っていくといってくれたけど『10分くらいの道だから』と断ったの。
「最近変なやつが出たらしくて、佐紀ちゃん可愛いから心配や。」
そういって再度送ると言うご主人の良心を笑って、断って家に向かい歩いた。
18歳になるくらいのときには一人で暮らせるだけのお金をもらっていた。住み込みで2年近く生活してるとやっぱり自由な場所が欲しくなったの。わがままってほどではないと思う。一時期に比べれば私も色んなことが出来るようになったなって自分でも充実していることが分かったわ。
『一人暮らししたい』と言うと知り合いに頼めば安いからとご主人は紹介してくれた。
紹介して貰った部屋に決めるとすぐ引越したわ。
足りないものを集めていく生活にも慣れてきた日の帰り道のことなんだけど、翌日の仕込みのあと、みんなで御飯をして色々と世間話をするともう夜も深まっていた。
ご主人は送っていくといってくれたけど『10分くらいの道だから』と断ったの。
「最近変なやつが出たらしくて、佐紀ちゃん可愛いから心配や。」
そういって再度送ると言うご主人の良心を笑って、断って家に向かい歩いた。