「みんなで幸せになると良いよ。」
私は野田と残され、少しの時間適当に話した。もう誰でもいいと思ってたんだけど、途中からつまらないと思ってた。

なんか食事処での楽しい会話の目的も結局は最後のホテルのため。来る前から分かってたはずなんだけど、それがより強く臭うと帰りたくなった。


『そろそろ帰るね。』


私の言葉に野田は「わかった」と笑顔で答えた。送るという野田に『彼氏が怒るからいい』と断った。

野田はしつこく「そんな彼氏俺が黙らしてやるから。」って言ってついてきた。

< 179 / 266 >

この作品をシェア

pagetop