小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
午前の仕事が終わってお昼を食べようと思っていたら、
中庭である人物を見つけた。
「悠くん、どうしたの?」
「あ、葵さん。今日、見舞いに来てて。ちょっと」
「いいよ、思ってること言っちゃいな。誰にも言わないし、弱いなんて思わないし」
「なんでわかるの、落ち込んでるって」
「ん?私と似てるから。悠くんは」
悠くんは、高校二年生で弟さんが心臓が生まれつき悪くて、長期入院をしてる。
「え、葵さんも誰かが入院してたの?」
「う〜ん、入院まではいかなかったけど。弟が喘息持ってて、定期検診とか日常的に気をつけることがあるしね」
「あのさ…」
悠くんは、両手に力を込めて少しずつだけど、ポツリポツリと話し始めた。
「俺さ。どうしても ずるいって思うんだ。思っちゃいけないのに。俺だってアイツが苦しんでんの隣で見てるのにさ、ずるいって思うんだ。最低だよな。俺が兄貴なのに…」
「最低かどうかはわからないけど、私も思ってたよ。私はさ、三人兄弟で兄と弟がいて、第一子って何もかもが初めてで心配事が尽きないじゃん。だから、親から愛される。そして、末っ子の弟は病弱で心配する。末っ子は、かわいいしね。
そうするとさ、私は真ん中で女の子で体も丈夫で二人目だし、慣れてるし、女子だから危ないことしないしって
レッテル貼られて、全然親から愛されてる感なかったんだよね。だから、それこそずるいっておもったり、なんで自分だけって…ふふっ」
「なんで、最後笑ったの?」
「なんか自分が思ってた気持ち思い出して、改めて忘れちゃいけない気持ちだったなって。こうやって、悠くんと話してるから思い出せるし、共感できる。悠くんと話せて良かった。だから、話戻るけど私で良かったら話聞くから。
最低だなんて思うな。同じ気持ちの人はいっぱいいる。でも、悠くんはちゃんと弟のお見舞いにこれてる。それだけで偉いんだよ、優しいからね。見放したりせずにちゃんと弟の苦しみも理解しようとしてる。
偉いよ。偉い。でも、お兄ちゃんズラすんのも疲れるよ。私の前では、一人の高校二年生男子だ。
泣いてもいいんだよ。思ってることなんでも言っちゃえ」
私が頭を撫でると、顔を伏せて静かに涙を流した。
「…毎回、お見舞いくるたび…自分が嫌なヤツになってるって、、おもって…つらくなってた。でも、今日、葵さんとはなせて、よかった、
これからも話に来ていい?」
こんな可愛いこと言われて断れる人いるだろうか、
「もちろん!いつでもおいで。辛いことがあった日でも目的がなくてもおいで」
「ありがとう」
中庭である人物を見つけた。
「悠くん、どうしたの?」
「あ、葵さん。今日、見舞いに来てて。ちょっと」
「いいよ、思ってること言っちゃいな。誰にも言わないし、弱いなんて思わないし」
「なんでわかるの、落ち込んでるって」
「ん?私と似てるから。悠くんは」
悠くんは、高校二年生で弟さんが心臓が生まれつき悪くて、長期入院をしてる。
「え、葵さんも誰かが入院してたの?」
「う〜ん、入院まではいかなかったけど。弟が喘息持ってて、定期検診とか日常的に気をつけることがあるしね」
「あのさ…」
悠くんは、両手に力を込めて少しずつだけど、ポツリポツリと話し始めた。
「俺さ。どうしても ずるいって思うんだ。思っちゃいけないのに。俺だってアイツが苦しんでんの隣で見てるのにさ、ずるいって思うんだ。最低だよな。俺が兄貴なのに…」
「最低かどうかはわからないけど、私も思ってたよ。私はさ、三人兄弟で兄と弟がいて、第一子って何もかもが初めてで心配事が尽きないじゃん。だから、親から愛される。そして、末っ子の弟は病弱で心配する。末っ子は、かわいいしね。
そうするとさ、私は真ん中で女の子で体も丈夫で二人目だし、慣れてるし、女子だから危ないことしないしって
レッテル貼られて、全然親から愛されてる感なかったんだよね。だから、それこそずるいっておもったり、なんで自分だけって…ふふっ」
「なんで、最後笑ったの?」
「なんか自分が思ってた気持ち思い出して、改めて忘れちゃいけない気持ちだったなって。こうやって、悠くんと話してるから思い出せるし、共感できる。悠くんと話せて良かった。だから、話戻るけど私で良かったら話聞くから。
最低だなんて思うな。同じ気持ちの人はいっぱいいる。でも、悠くんはちゃんと弟のお見舞いにこれてる。それだけで偉いんだよ、優しいからね。見放したりせずにちゃんと弟の苦しみも理解しようとしてる。
偉いよ。偉い。でも、お兄ちゃんズラすんのも疲れるよ。私の前では、一人の高校二年生男子だ。
泣いてもいいんだよ。思ってることなんでも言っちゃえ」
私が頭を撫でると、顔を伏せて静かに涙を流した。
「…毎回、お見舞いくるたび…自分が嫌なヤツになってるって、、おもって…つらくなってた。でも、今日、葵さんとはなせて、よかった、
これからも話に来ていい?」
こんな可愛いこと言われて断れる人いるだろうか、
「もちろん!いつでもおいで。辛いことがあった日でも目的がなくてもおいで」
「ありがとう」