小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
存在する意味

過去

この会話の内容は、

「なんで来たの?」

約束はしていなかったはずだけど…

「この病院の人の弁護するかもしれなくて、話を聞きに来てた」

「なるほど」

海斗は私の肩を抱いて自分自身に近づけた。

「おまえ、寝てないだろ」

「うるさい。ちょっと新しく資格取ることになったから勉強してた」

図星なことを言われて、海斗の肩を押し返した。

「ほぉ…資格ねぇ」

「うん。診療看護師」

「あれ?それって看護師でも医療行為が少しできるようになるやつだっけ?」

「そう…よく知ってるね。まぁ、キャリアアップもしたいし、実務経験が5年必要でそろそろ目指せる年齢にもなってきたから」

「その資格ってどうやったら取れるの?」

「まずは、実務が5年以上と大学院2年間通ってからかな」 
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