双子の恋と幼馴染

「梨央奈と秋夜が懐かしすぎて授業頭に入らなかったよ」

「お前何言ってんだよ。IQレベル高いくせに」

「伊都うるさい」

私は勉強は教科書見ればすぐに覚えてしまうらしい。だから、あまり授業聞かなくても点数は取れる。

「でもまじで懐かしいな!!また一緒に通えるとか思ってなかったから」
ニカッと笑う秋夜が幼い時と変わらなくて安心した。

「依夢ちゃんはあっちで彼氏とかいなかったの?」

「いないよ。恋愛とかよくわからないし」

ほんとに恋とか愛とかよくわからない。
どうでもいいと言うか。少女漫画とか恋愛ものの映画見ても理解ができなかった。

「それわかる。さすが双子。告白されても中身を見てないのになんでってなるし。」


伊都と私は考え方が一緒なんだな。
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