双子の恋と幼馴染
依夢side


日本とか久しぶりだなあ、、、
5年ぶりか。みんな元気かな。。


「依夢ー!」

久しぶりに聞く声の主は

「伊都」

私の双子の弟だ。
顔は全然似てなく、長身細身
それに、顔がかなり良く、さすがイケメン俳優と呼ばれる顔だなと。女の子が好きそうなタイプだな。。 

「「依夢おかえり」」

「パパ、あーちゃん。。ただいま」

久しぶりに見る顔は変わらなく、でもどこか恥ずかしくて嬉しくて。。
日本に帰ってきたのだと改めて実感した。


私は月川依夢。
17歳。
さっきまで、イタリアのミラノにいた。
理由はバイオリンの腕を上げるため、5年間留学をしていた。
パパがバイオリンをしていた影響で私も習い、パパが1年ミラノに転勤するとき付いて行った。
先にパパだけ帰国した。
日本の学校も行きたくて、幼馴染たちにも会いたくて。


「依夢さー、俺が通っている高校受かるとか頭良すぎだろ。編入試験はかなり難しいって聞いたから。」
「あぁー、、だって校則緩いじゃない?縛られるのは好きじゃないから。」
「まぁ、あの高校は80点以上取れば出席日数関係ないからな。」

そう。
私が通う高校は校則が緩く基本的には点数取れれば留年もしないし退学にもならないらしい。
さすがに警察沙汰とかになれば退学とかありえるけど。
制服はブラウンのブレザーでネクタイかリボンか選べる。スカートは暗い赤黒チェック。
日本でも5本指に入る制服の可愛さ。

帰国したばかりだから
学校に通うのは明後日。
少し、、
いや。本当に楽しみだな。みんなにも会えるんだ。
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