双子の恋と幼馴染
「なん、でいる、の?」

「ん?だって僕3限からだし。バイオリンの音聞こえるし、懐かしいなと思って通ったら依夢だったから。」

あ、そっか。
虎は大学生だから。

「それより、学校は?」

「あー、めんどくさくて」

授業は習ったところだから、つまらないし。


「依夢は天才だもんね」

「うん。」

「認めるんだ。」

ふっと笑う虎。



「じゃあ今から僕とデートする?」

「し、しないよ!」

「えー。残念。
じゃあ依夢の学校まで一緒に行こ」

まぁそれなら。
いいのか?いいっか。

「うん。わかった。」


バイオリンを片づけ
私と虎は学校に向かった。


「‥‥‥」

「‥‥‥」


え、何も喋らないんだ。
チューしたくせに、私だけかよ恥ずかしかったの。
考えて損した。


「依夢」

「ん?」

チュッ

!!!??????
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