双子の恋と幼馴染
虎side

依夢と付き合えることになるとは思わなかった。仮だけど。


恋を教えてって言われた時
あ、チャンスだと思えた。
好きって思わせたい。


「とーら!なんで今日遅れたんやあ?」

関西人の大学の友達
瀬崎 青斗(セザキ アオト)
金髪でピアスだらけのやつだけど、温厚で僕の異変にすぐ気付くやつ。

「ちょっと口説きにね」

「噂のJKか!なに!?どないなったんや?」

「付き合うことになった。」

「おめでたいな〜!お祝いで今日飲みに行こうや!」

飲みか。
めんどくさいからパスだね。

「お断り。
僕は依夢のこと迎えに行くから。」

「さっそくラブラブかいなー。俺も彼女作ろうかな。」

いや多分、迎えにくるとは思ってないだろう。びっくりする顔を見るのが見たいだけなんだけど。




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