双子の恋と幼馴染
「この人は、、」

「初めまして。依夢さんのお付き合いさせていただいてます。星野虎です。大学生です」

お付き合い!?
あ、仮でもそうなのか。
訳わからんくなる。

「依夢ちゃんも彼氏が出来る歳か〜わしは月川 健斗(つきかわ けんと)よろしくな。」

「よろしくお願いします。」

「ところで依夢ちゃん、今日はどうしたんだ?」

「あ、バイオリン直して欲しくて。これ。」

「分かったよ。1時間ぐらいかかるけど待つか?」

「うん。待つ。」

自分の好きなものに時間を使うのは好き。
でも、、虎は大丈夫かな?

「虎、大丈夫?」

「いいよ。僕も見てみたいし」

虎はそう言ってお爺ちゃんの作業を真剣に見ていた。
その真剣な顔はとてもカッコよく見えた。


私の趣味を付き合ってくれるとは思わなかった。
心がポカポカしていた。
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