双子の恋と幼馴染
「ただいま」

「おい。遅すぎるだろ」

「仕事早くない？終わるの」

「早めに切り上げたんだよ。話聞くために」

また説明するのか。
めんどくさすぎる。

「梨央奈たちに聞いて。」

「おい待てって」

「ねぇ、うざい」

伊都とはあまり喧嘩はしないけど
伊都は干渉しすぎる。
心配してくれるのは嬉しいけどしつこい。

「おかえり〜依夢〜！ご飯食べるー？」

「ううん。食べてきた。ごめんね、遅くなって。」

「大丈夫よ〜！じゃあゆっくり休みなさい。」

「母さん！こいつに甘すぎるだろ！」

まぁ確かに。
あーちゃんは甘い。
厳しい時もあるけど基本的には優しいから、伊都はそれにイライラするのだろう。


私はベットに転がった。


なんで早く帰ってきたーかぁ。


虎になら話せる。
あーちゃんは多分パパに聞いただろう。
多分だけど日本に帰ってきてって言うたのはあーちゃんだと思う。

もう、みんなの前で弾けるのかわからない。


疲れた。




< 38 / 61 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop