双子の恋と幼馴染
落ち着かない。
知らない部屋みたいで。

「5年も経つからね。流石に部屋の模様替えはするから、落ち着かない?」

「か、顔に出てた!?」

「うん。バッチリ。
大丈夫。今日は絶対、手を出さないから」

「手出すって?」

「んー?チューしたりとか?」

顔が熱くなる。
絶対今顔真っ赤だ。
なんでそんな恥ずかしいこと言えるのだ。

「顔真っ赤。あまり可愛い顔しないで?手出しちゃうかもよ?」

「だ、出さないって言った」

「冗談。
依夢が落ち着いたらでいいから話してみて。」

ふぅ。
話さなきゃいけない。

「半年前にねーー」


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