双子の恋と幼馴染


階段降りると、とてもいい匂いがした。



「いむちゃーん!おかえりっ!!」

「夢李。ただいま。元気だった?」

1番下の弟。
私は抱っこした。
1歳の時しか抱っこしてなかったから、大きく成長した夢李が可愛いくてしょうがなかった。


「げんきだよ!!いむちゃんにあいたかった!いむちゃん!!ごはんたべよう!!」

「そうだね。」


机の上を見ると
あーちゃんの得意料理で私の大好きなオムライスがあった。


「あーちゃんのオムライスだ、、」

「依夢好きでしょ?ママの得意料理!」

「ありがとう。」

今は誰かの優しさが心にくる。
あんな夢を見たからよけいに。
日本に戻ってきてよかった。


「それでは、いただきます!」

あーちゃんが代表として言うと

「「「いただきます!」」」

「いただき、ます。」


一口食べる。
ふわふわでとろけそうなくらい美味しいかった。

私は我慢してた涙がボロボロとでた。


こんなに、、美味しいオムライスは久しぶり。泣くつもりなかったのに。





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