学生寮
「山?」
何のことかと聞き返すと、リョウさんは話してくれた。
「うん、富士山。
みのりは富士山に登ったことある?」
「ううん、ない」
「俺はさ、高1の時に登ったんだ。
御来光を見たよ。
雲の上に昇る太陽。
すごかった、圧倒された。
太陽と大地。
広大な自然の恵みで俺は生かされてるんだって思った。
そのときにね、今のみのりと同じようなことを感じた。
俺って小さいなって。
悔しいって思った」
そう言って、リョウさんはまた微笑んだ。
何のことかと聞き返すと、リョウさんは話してくれた。
「うん、富士山。
みのりは富士山に登ったことある?」
「ううん、ない」
「俺はさ、高1の時に登ったんだ。
御来光を見たよ。
雲の上に昇る太陽。
すごかった、圧倒された。
太陽と大地。
広大な自然の恵みで俺は生かされてるんだって思った。
そのときにね、今のみのりと同じようなことを感じた。
俺って小さいなって。
悔しいって思った」
そう言って、リョウさんはまた微笑んだ。