学生寮
「莉絵ちゃんもそうだけどさ、リョウさんもリョウさんだよ。
私、リョウさんがちっとも莉絵ちゃんを叱らないから、イライラしちゃったよ。
あんな非常識なことばっかりしてるのに、なんでビシッと言ってやらないのよ。
莉絵ちゃんもブラコンだけど、リョウさんもシスコンなんじゃない?」
裕子は手厳しい。
「うーん、どうだろう……」
「だって、さっき自分たちの部屋に行くときの格好見た?
腕組んじゃって、まるで恋人同士だよ。
あれで、兄妹っておかしいでしょ」
「そうだねえ……」
「なんかさー、私、みのりに悪いと思って言うのやめようと思ってたんだけど、やっぱ言っていい?」
「何?いいよ」
「リョウさん、幻滅。
サイテー。
あんなのやめときな」
「へ?」
「へ?、じゃないよ。好きなんでしょ、リョウさんのこと」
「え?ええ?!」
私、リョウさんがちっとも莉絵ちゃんを叱らないから、イライラしちゃったよ。
あんな非常識なことばっかりしてるのに、なんでビシッと言ってやらないのよ。
莉絵ちゃんもブラコンだけど、リョウさんもシスコンなんじゃない?」
裕子は手厳しい。
「うーん、どうだろう……」
「だって、さっき自分たちの部屋に行くときの格好見た?
腕組んじゃって、まるで恋人同士だよ。
あれで、兄妹っておかしいでしょ」
「そうだねえ……」
「なんかさー、私、みのりに悪いと思って言うのやめようと思ってたんだけど、やっぱ言っていい?」
「何?いいよ」
「リョウさん、幻滅。
サイテー。
あんなのやめときな」
「へ?」
「へ?、じゃないよ。好きなんでしょ、リョウさんのこと」
「え?ええ?!」