学生寮
部屋に戻ってから、私は裕子の携帯に何度も掛けた。
でも、留守電のメッセージが流れるばかりでつながらない。
5分おきにかけなおすことを続けていると、30分後くらいにやっとつながった。
「裕子?今どこ?
タカさんと一緒?」
「みのり、ごめん。
私、大人げないことしちゃったね。
今ね、川沿いを歩いてる。
タカさんも一緒だよ。
タカさんも今、携帯で電話してる」
川沿いと聞いて、私は窓のカーテンを開けた。
部屋の窓の下には川が流れていた。
向こう岸の少し下流に、裕子が携帯を耳に当てているのが見えた。
裕子から何mか離れて、タカさんらしき姿も確認できた。
でも、留守電のメッセージが流れるばかりでつながらない。
5分おきにかけなおすことを続けていると、30分後くらいにやっとつながった。
「裕子?今どこ?
タカさんと一緒?」
「みのり、ごめん。
私、大人げないことしちゃったね。
今ね、川沿いを歩いてる。
タカさんも一緒だよ。
タカさんも今、携帯で電話してる」
川沿いと聞いて、私は窓のカーテンを開けた。
部屋の窓の下には川が流れていた。
向こう岸の少し下流に、裕子が携帯を耳に当てているのが見えた。
裕子から何mか離れて、タカさんらしき姿も確認できた。