学生寮
「そんな、やめてください。
私も言い過ぎました。
風に当たって頭を冷やしたら、自分の言ったことが恥ずかしくなっちゃいました。
もういいですから」


しかし、タカさんは釘を刺すのを忘れなかった。


「なあ、もう明日帰るまでこのメンツだけで過ごしたいんだが」


リョウさんもそれに同意した。


「わかってる。
そのつもりだ。
もしまた来たら、すぐ追い返すから。
それと、今日これからの予定、ちょっと変更しないか?」


リョウさんの提案はこうだった。

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