学生寮
翌朝は、旅館内にあるお土産屋さんで各自お土産を買うと、すぐにチェックアウト。


帰り際に、リョウさんの叔父さんが見送りに出てきてくれたので、皆で挨拶して送迎バス乗った。


帰りの電車では、みんな疲れて眠ってしまった。


私は一人、眠れずに物思いにふけっていた。


前半はトラブル続きの旅行だったけど、後半は楽しく過ごせたし、リョウさんと両思いになれた。


雨降って地固まる、ってこういうことをいうのかな?


来てよかった。


リョウさんとキスした直後に見た美しい鍾乳石、絶対に忘れない。


明日のデートのことを考えると、ドキドキした。


早く明日になればいいのに、そう思いながら窓の外を流れる景色を見ていた。


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