学生寮
「そ、ほら、下がコンクリートの固まりになってて、移動できるタイプのバス停あるでしょ?
あれをコイツ、寮の前まで引きずってきたことあるんだよ」
「ええっ、本当に?酔って?
でも、それって、バス会社に見つかったらまずいんじゃないんですか?」
「だろ?飲み会の帰りだったんだけどさ。
みんなが止めるの聞かないで『俺に触るな』ってみんなを振り払って持ってきちゃったんだよ。
でも、翌朝、やっぱりまずだろうっていうんで戻しに行くの手伝ってさぁ。
いい迷惑だったよ、あれは」
呆れてリョウさんを見ると……
「若気の至り?」
なんて、苦笑いしてる。
リョウさん、意外です。
そんなことしそうに見えないのに……
「ポスト、持ってきたこともあったよなあ」
追い討ちをかけるようにつぶやいたのは、タカさん。
あれをコイツ、寮の前まで引きずってきたことあるんだよ」
「ええっ、本当に?酔って?
でも、それって、バス会社に見つかったらまずいんじゃないんですか?」
「だろ?飲み会の帰りだったんだけどさ。
みんなが止めるの聞かないで『俺に触るな』ってみんなを振り払って持ってきちゃったんだよ。
でも、翌朝、やっぱりまずだろうっていうんで戻しに行くの手伝ってさぁ。
いい迷惑だったよ、あれは」
呆れてリョウさんを見ると……
「若気の至り?」
なんて、苦笑いしてる。
リョウさん、意外です。
そんなことしそうに見えないのに……
「ポスト、持ってきたこともあったよなあ」
追い討ちをかけるようにつぶやいたのは、タカさん。