学生寮
「ねえねえ、みのりちゃん。
今度、合コンしない?」


カンジさんは、今、彼女募集中だったっけ。


「お、女子高生と不純異性交遊か?
いいねえ」


タカさんがそんなことを言うから、リョウさんはヒートアップしちゃったみたい。


「なにそれ?手ぇ出したらだめだって言ったでしょ」


リョウさんは、さっきより強く両腕で私を抱きしめた。


うわっ!


嬉しい、でも、恥ずかしい。


「じゃさ、健全に、ボウリングは?」


カンジさんは諦めない。


「みのりちゃん、友達連れてきてよ。
で、一緒にボウリングしよう?」


これには、リョウさんも文句のつけようがなかったようで、後日私達は皆でボウリングをすることになった。


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