学生寮
「ああ、ミナミ。
いつもサンキュ」


リョウさんは微笑んだ。


ミナミさんは、カンジさんとタカさんにも手をあげて軽く挨拶した。


カンジさんは、ニコニコ手を振ってる。


どうやら、共通の知り合いみたい。


ミナミさんは、リョウさんの横にやってきて肩に手をかけて聞いてきた。


「見かけない顔だけど、この子達は?」


「ああ、寮のおばさんの親戚の子とその友達。
高校生だよ」


ミナミさんは、リョウさんの耳に顔を寄せ、囁いた。


「あなたが女子高生を相手にするなんて、意外」

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