学生寮
部屋に戻ってからも、リョウさんの「いらない」といった声が頭から離れない。


もしかして、迷惑だった?


もう2度とみたくないから、いらないって言うの?


リョウさんに教えてもらえて、すごく嬉しかった気持ちが、あっという間にしぼんでいった。


リョウさん、私のことどう思ってるんだろう。


やっぱり妹みたいな存在?


それともただの迷惑な女子高生?


恋愛対象にはなれないのかな……


やっぱり、ミナミさんみたいな大人の女性が好きなのかな……


私じゃ、つりあわないのかな……


ベッドに寝転んでそんなことをつらつら考えてたら、不安で切なくて、涙がでてきた。


リョウさん……


大好き。


ただ、大好きなだけなのに、つらくて涙が止まらなかった。



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