学生寮
5.手作りクッキー
中間試験終了後、リョウさんが家庭教師代を取ってくれないというので、お礼にクッキーを焼くことにした。
あの時はかなり落ち込んだけど、一晩寝て起きればいつもの私に戻っていた。
済んだことや、自分にはどうにもならないことをくよくよ悩み続けるのは苦手だ。
自分にできることをやって前に進んでいたい。
食堂のキッチンを借り、小麦粉を練っていると、カンジさん、タカさん、リョウさんがそろってやってきた。
「お?みのりちゃん、何してんの?」
カンジさんが、カウンター越しに声をかけてきた。
「クッキーを焼こうと思って。皆さん、甘いものは好きですか?」
タカさんは苦手、とのことだったが、カンジさんとリョウさんは好きみたい。
リョウさんに「嫌い」、と言われたらどうしようかと思ってたけど、よかった。
あの時はかなり落ち込んだけど、一晩寝て起きればいつもの私に戻っていた。
済んだことや、自分にはどうにもならないことをくよくよ悩み続けるのは苦手だ。
自分にできることをやって前に進んでいたい。
食堂のキッチンを借り、小麦粉を練っていると、カンジさん、タカさん、リョウさんがそろってやってきた。
「お?みのりちゃん、何してんの?」
カンジさんが、カウンター越しに声をかけてきた。
「クッキーを焼こうと思って。皆さん、甘いものは好きですか?」
タカさんは苦手、とのことだったが、カンジさんとリョウさんは好きみたい。
リョウさんに「嫌い」、と言われたらどうしようかと思ってたけど、よかった。