学生寮
「じゃあ、カンジさん、
私行くね」
「あ、ああ、
気をつけて帰れよー」
手を振ってくれるカンジさんに手を振り返し、全力で自転車をこいだ。
リョウさんに見つかる前にその場を去りたかった。
私が逃げ隠れする必要なんてないのに。
なにやってんだろ、私……
リョウさんは、ただサークルの仲間と飲みに行くだけじゃん。
でも、きっと、ミナミさんはリョウさんが好きだと思う。
じゃあ、リョウさんは?
ボーリングの時、カンジさんはミナミさんはみんなの知り合いだって言ってた。
二人は付き合ってるわけじゃなかったんだと思う。
でも、あれからもう2ヶ月。
今はどうなんだろ?
もしかして、進展があったかもしれない。
わからない……
私行くね」
「あ、ああ、
気をつけて帰れよー」
手を振ってくれるカンジさんに手を振り返し、全力で自転車をこいだ。
リョウさんに見つかる前にその場を去りたかった。
私が逃げ隠れする必要なんてないのに。
なにやってんだろ、私……
リョウさんは、ただサークルの仲間と飲みに行くだけじゃん。
でも、きっと、ミナミさんはリョウさんが好きだと思う。
じゃあ、リョウさんは?
ボーリングの時、カンジさんはミナミさんはみんなの知り合いだって言ってた。
二人は付き合ってるわけじゃなかったんだと思う。
でも、あれからもう2ヶ月。
今はどうなんだろ?
もしかして、進展があったかもしれない。
わからない……