子兎さんは俺様総長のお気に入り
「うさぎ、ずっと前から思ってたけどほんと自分の事になると引くほど鈍感だよね」
え、私急にディスられてる…?
麻衣言っていることに頭がついていかなくて、自分の頭の上にハテナが飛び交っている。
「ど、鈍感…!?私が?」
「んもう!うさぎ以外いないでしょ!」
教室に着いても、麻衣の小言は止まらず聞き続けていた。
「花森さん、先生が旧校舎にある資料を運ぶの手伝って欲しいって伝言預かったよ」
「え、私?」
伝えに来てくれたのは、同じクラスの子で黒板を見るとちょうど私が日直だった。
「て、ごめん。驚いちゃったけど私日直だ。
伝えに来てくれてありがとう」
「私も行くよ」