子兎さんは俺様総長のお気に入り


「あの人、島崎理王って言うんですね。」






やっぱり私の勘は外れない。



危ない人だったんだ。





「今名前知ったみたいな感じだけど、正直に話した方があなたのためだよ。」






「本当に知りませんでした。

あの日、引っ越しで初めてだったんです!」







「危ないと知りながら何故助けるの?


あなたが助けなければ俺がトドメを刺してたのに。」





怖かったはずなのに、泉海斗の発言で恐怖が吹き飛び怒りが来る。






「物騒な事言わないで!!

辛そうに倒れてたら、誰であっても助けるのが当たり前でしょ!?


彼の傷は刃物で切りつけられてた。
私は平気で人を傷つける人を簡単に許さない。」





捨て台詞のように言いたいことだけ言ってその場から逃げる。





今度はちゃんと走れる。





できるだけ人が沢山いるところに....。

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