子兎さんは俺様総長のお気に入り
このままだと、ぶつかってしまった人まで巻き込んじゃう。
こっそりと彼に耳打ちする。
「あの....私が少しだけ足止めするので逃げてください。」
「は?」
「巻き込んでしまうのは申し訳ないので。」
「ふ、ははは!お前面白いな。
喧嘩もできないのに足止め?
俺1人で充分勝てる。」
お腹を抱えて笑われる。
しかも、喧嘩....?
「冗談はやめてください!
何人もいるんですよ!?無理です!」
「....お前俺を知らないの?」
「初めて会うのに知ってるわけないです。」
「いや、そうじゃなくて....。」
....?
あれ?会ったことあるのかな?